2008年の3月にリリースされたgdb-6.8の目玉機能の一つに「C++サポートの強化」があります*1。この機能を使うと、STLやboostのようなテンプレートを使ったコードのデバッグがかなり楽になります。C++使いの方は、是非gdbを6.8にupgradeしましょう。 具体的に、以下のようなコードを使って、「C++サポートの強化」について説明します。 #include <iostream> using namespace std; template <typename T> class A { public: void func() { cout << sizeof(T) << endl; } }; int main() { A<int> integer; A<double> real; integer.func(); real.func(); return 0; } このコードに対して