前回unsignedでよく陥りがちなバグについて触れました。今回はその続編で、char型での落とし穴として、いわゆる符号拡張(sign extension)と暗黙の型変換(inplicit conversion)について説明します。 次のコードの問題点はわかるでしょうか? typedef char value_t; #define INVALID 0xff /* valがINVALIDなら0、それ以外で1を返す */ int check(value_t val) { switch (val) { case INVALID: return 0; default: return 1; } 一見問題なさそうに思えますが、実際このコードをコンパイルして、valにINVALID(0xff)を指定しても1が帰ってきます。なぜでしょう? C言語のswitch分では、比較値はint型として扱われます。よっ