ドイツの医療は、ごく大雑把に分けると、現代医学・植物療法(フィトテラピー)・同種療法(ホメオパシー)の3つの体系からなるといわれています。このうち植物療法(フィトテラピー)は、いわゆる日本における漢方と同じようなものですが、エキス剤としての使用よりも浸剤(お茶)としての使用が多いというのがドイツ流といえるでしょう。ドイツの薬局やドラッグストアーに行かれると、色々な種類のハーブティーが売られているのに気がつかれると思います。これらのハーブティーは、植物療法由来のもので、ドイツの日常生活にごく自然に溶け込み、様々な用途に用いられ、ドイツの一般生活にはなくてはならないものになっているといっても過言ではないでしょう。日本の漢方薬のように“葛根湯”といったら風邪薬といった感覚で、色々な処方が売られているのです。 私も、風邪を患ったときに、自然療法を実践するお医者さんのところにいったところ、Schwe