千葉の太平洋岸では、全裸でチンチンの先に藁しべを結んだだけの姿(ワラチン)の漁師がいたという話をネットなどで目にすることがある。最近中国の全裸曳舟の話題をとりあげたこともあり、この千葉の話が本当にあったことなのか確認してみようと思った。ワラチンなんていかにもネタっぽいと思うところもあったし、そもそもなんで全裸でいるのだろうと疑問に思ったからだ。 まずは一枚の証拠写真を見ていただきたい。「風の旅人 29号 Life Principle」に小関与四郎氏の写真がいくつか紹介されているのだが、そのうち、54ページに「全裸で元気者のフナガタは、ミゴワラ(藁しべ)で亀頭を縛っていた(1961年)」とある 風の旅人 29号 Life Principle 外房の漁師が全裸で漁をしていた痕跡を示す写真は、周辺地区の歴史写真集などでも確認することができる。その中でも特に写真集などで有名なのは、木村伊兵衛氏と小