米国の調査によると、飲む人が異様に増えている薬があるようだ。 米国オレゴン州立大学のクレイグ・ウィリアムズ氏らの研究グループが、予防医学の国際誌であるアメリカン・ジャーナル・オブ・プリベンティブ・メディシン誌において2015年4月16日に報告している。 平均60歳を対象に検証 薬とは鎮痛薬や解熱剤のほか、血液を固まりにくくするアスピリン。アスピリンは心筋梗塞や脳卒中の後に血液の固まりができるのを防ぐために使われるほか、がんを予防する効果があると報告されるようになっている。最近も大腸がんの予防につながるという研究報告があった(大腸がんのリスク低下、鎮痛薬アスピリンやNSAIDに効果、遺伝的条件で異なる)。 研究グループが45歳から75歳まで、平均60歳の2500人を対象として調査を実施した。 結果として、アスピリンを飲んでいる人が52%にも上っていた。さらに過去に飲んだことのある人も2