米Googleは米国時間2011年5月26日、Android端末向けのモバイル決済アプリケーション「Google Wallet」を発表した。近距離無線通信(NFC)を利用し、Android端末を店頭の読み取り機に軽くタッチすることで支払い手続きを完了できる。現在ニューヨークとサンフランシスコでフィールドテストを実施しており、今夏に消費者へ提供開始する予定。 Google Walletは、米MasterCardの決済システム「PayPass」の読み取り機に対応する。当初利用できる支払いカードは米Citiのクレジットカード「Citi MasterCard」およびGoogleの仮想プリペイドカード「Google Prepaid」。米First Dataの電子決済処理技術を用いる。 セキュリティを考慮した仕組みとして、Google Walletを使うには専用のPIN(暗証番号)の入力が必要となる。