写真と本に関するmokkei1978のブックマーク (2)

  • ビンラン、ガラスの箱に咲く無機質の花~瀬戸正人写真集『binran』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ

    この写真を見ていただきたい。大きなガラス張りの部屋の中に一人の女性がぽつねんと座っている。部屋の中には調度品があるわけでもなく、女性の前のカウンターに、何か雑多なものが置かれているだけだ。ガラス窓の隅に見える文字から、これは東南アジアのどこかの国なのだという事が分かる。女性は肌の露出が多目の薄着で、無表情のまま、ガラス越しにただ宙を見据えている。…これは、いったい、何なのだろう? 一見、性風俗なのか、と思ってしまう。しかし、こんな中が丸見えの部屋で、風俗の営業などというのも、考え難い。何かを売っているのだとしても、何を売っているのか、まるで分からない。この異様な空間は、写真家が創出した、一つの架空の作品空間なのか?それとも、現実に存在する光景なのか? 瀬戸正人の写真集『binran』には、このようなシチュエーションの写真が多数収められている。その写真はどれも、冷たい光に満ちたガラスの小部屋

    ビンラン、ガラスの箱に咲く無機質の花~瀬戸正人写真集『binran』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
    mokkei1978
    mokkei1978 2008/11/27
    台湾で撮影された写真集。"暗い街路の中から幻燈のように浮かび上がる無機的で原色に塗れた部屋の非現実性と、若やいだ肢体を誇示する女たちの、どこか侘しげな佇まい"
  • 「チェルノブイリ旅行記」と「廃墟チェルノブイリ」

    究極の廃墟なら、チェルノブイリだろ。 1986年4月26日未明、ウクライナ共和国、チェルノブイリ原子力発電所で起きた爆発事故――あれから22年経った今、チェルノブイリ「石棺」周辺は、ぶっちぎりの廃墟ゾーンとして聖地なっている。 2003年、ただ独りで、バイクで訪れた人がいる。エレナという、ウクライナの若い女性だ(彼女のサイト : [elenafilatova.com])。 彼女によると、原子炉を中心とした「ゾーン」そのものが放射能を帯び、呪われた土地となっている。たとえば、45km離れたヴィルチャでは、ガイガーカウンターは109mRを示している。危険ではないらしいが、吸い込んだ放射塵は分からない。ホコリは地面に吸収され、土地そのものが汚染されているのだ。 彼女の旅行記の日語訳は[チェルノブイリへのバイク旅]にある。文章よりも写真が豊富で、ある特定の廃屋や廃ビルの「写真集」ではないところが

    「チェルノブイリ旅行記」と「廃墟チェルノブイリ」
    mokkei1978
    mokkei1978 2008/06/06
    ゾクゾクくる。"究極の廃墟なら、チェルノブイリだろ。"
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