YouTubeにアップロードされた、とある音楽ビデオと、それにまつわるメールのやり取りのお話。 とある13歳の少年が、NYのチップチューンバンドAnamanaguchiの曲に出会った。彼は大層気に入り、みんなにも聞いて欲しいと思って、勢いそれをYouTubeにアップロードした。 それから2年、15歳になった少年は、YouTubeで8-bitミュージックを探していた。ふと、その中に、かつて自分がアップロードしたビデオのサムネイルを目にする。アップロードしたことすらすっかり忘れていたAnamanaguchiのビデオ、中でもHelix Nebulaという曲のビデオは既に50万ビューを超える人気のビデオになっていた。彼が投稿した他のビデオも、未だに視聴され続けていた。 この2年の間、少年は著作権について学んだ。そして、過去のアップロードが著作権侵害に当たることも理解した。そこで彼はAnamanag