★ドラマ化がすべっていちばんワリを食ったんじゃないかと思えるのは、この『サプリ』という作品だ。私はこのマンガが大好きで、連載が始まってから欠かさず読んでいる。ドラマもいちおう、観た。その頃に神保町の三省堂書店で平積みされた『サプリ』に「ドラマより絶対面白い!」というポップがついていて、私はこれを書いた書店員さんと握手して、抱き合いたいと思ったのを覚えている。 『サプリ』は、たぶんものすごく簡単に言えば「妙齢女性の仕事と恋」の話と言えるんだろうし、ドラマでもそのような描き方をされていた。「妙齢女性の仕事と恋」といえば安野モヨコの『働きマン』も同じくドラマ化されているが、私はこっちはなかなかいいと思った。作品のテーマがちゃんとドラマにもあったからである。私が『サプリ』のドラマに納得がいかなかったのは「原作のイメージと違う」なんていう、いかにも原作ファンの言いそうなことが理由ではない(それなら『
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