日立製作所とホンダが共同開発したアルコール検知器の試作品=24日、東京都千代田区 日立製作所とホンダは24日、自動車の鍵と一体化させた小型で高精度のアルコール検知器を共同開発した、と発表した。ドライバーが飲酒していると判定した場合、エンジンが動かない仕組みだ。実証実験を重ね、今後の実用化を目指す。 車に搭載するアルコール検知器は、大きさや消費電力の多さが課題だった。今回開発された検知器の試作品は、スマートフォンとほぼ同じ大きさに小型化。車のドアの取っ手に触れるなどしただけで解錠する「スマートキー」と一体化し、運転前にどこでも利用できるようにした。 検知器は、従来品の多くで必要だったマウスピースを使わず、直接、息を吐きかける。