タチアオイの花がてっぺんまで咲いたら、 梅雨が明けるんや。 by 祖母 ・・・・・・・・ あちこちで豪雨です。 テレビから流れるのは、被害を伝えるニュース…。 台風が来る前からこれか(°_°; 大雨による被害が出ますと、 源実朝(さねとも)の歌を思い出します。 ・・・・・・・・・ 建暦元年七月 洪水漫天 土民愁歎せむことを思て 一人奉向本尊 聊致祈念云 時により すぐれば民の嘆きなり 八大龍王 雨止めたまへ 『金槐和歌集』より ・・・・・・・・・ 建暦元年といいますと、1211年。 今から800年以上前の歌になります。 天候ばかりは、人の力ではどうにもなりません。 せめて天地にとどけ、歌の霊力。 仏様に向かって祈る実朝さん。 その気持ちが痛いほど伝わってきます。 『雨は必要です。 しかし、あまり降り過ぎてくれるな。 民と民の営みを損なってしまう。 雨をつかさどる龍たちよ。 そろそろ降り止め