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ブックマーク / hiroyukikojima.hatenablog.com (25)

  • 数学推理もの - hiroyukikojima’s blog

    デブリン&ローデン『数学で犯罪を解決する』ダイヤモンド社を読了した。山形浩生訳である。 数学で犯罪を解決する 作者: キース・デブリン,ゲーリー・ローデン,山形浩生,守岡桜出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/04/11メディア: 単行購入: 19人 クリック: 371回この商品を含むブログ (66件) を見るこれは、アメリカテレビドラマ『NUMB3RS:天才数学者の事件ファイル』から生まれただ。このドラマは、数学者が、数学を使って事件を解決する、というもので、人気シリーズとなっているようである。そしてこのは、 CIAやFBIなどが、実際に数学を捜査に使っていることを明らかにし、その実例を挙げているなのである。 かなり読みにくい部分や、解説がまどろっこしい部分もあるのだが、全体としてはとても面白かった。おおざっぱにいうと、統計的な推定を犯罪捜査に活かしている、その

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    molvisp 2008/06/05
  • 孤独な数学少年 - hiroyukikojimaの日記

    芹沢正三さんから、新著を献いただいた。それは以下。 数論入門―証明を理解しながら学べる (ブルーバックス) 作者: 芹沢正三出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/22メディア: 新書購入: 5人 クリック: 132回この商品を含むブログ (13件) を見る今回は、数論をまっこうから書いてくださったようで、またまたすばらしいに仕上がっている。芹沢さんとは、サイエンスライターの吉永良正さんを仲立ちにして知り合い、(とはいっても手紙だけの間柄で面識はないが)、お互いに新著を献しあう仲である。ぼくは、中学生のときから、芹沢さんのにお世話になっている。ぼくが数学の世界に迷い込んだのは、ある意味、芹沢さんのおかげ(せい?)だといっていい。だから、芹沢さんの知り合いになれたのは、光栄至極である。 ぼくは、中1のとき、数学に目覚めた。 忘れもしない、学年の合宿旅行に行ったとき、山歩き

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    molvisp 2008/04/30
  • オリバーサックスの描いた「障害」 - hiroyukikojima’s blog

    ぼくの新著『数学でつまずくのはなぜか』を、小飼弾というかたがブログで書評して下さった。それは以下。 404 Blog Not Found:数学友達だ! - 書評 - 数学でつまずくのはなぜか これはあまりにすばらしい書評だ。たぶん、書いた人よりもこのの内容を良く理解しているよ。笑い。こういう人がどこかにいると思うから、(思ったほど売れなくても)を書く、という仕事を続けてられるんだよな。しかし、小飼さんが紹介したとたんにアマゾンのランキングがはねあがったのがすごかった。ネットに住み着く女神みたいな存在だね。ギブソンの小説に出てくるやつ。 そんなわけで、(どんなわけじゃい)、今回も新著のモチーフについて追加的な解説をしようと思う。(営業、営業)。 このが裏のテーマとして「障害」のことを扱っていることは、『数学でつまずくのはなぜか』 - hiroyukikojimaの日記に書いた。 ぼ

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    molvisp 2008/04/07
  • フェルマー予想解決の話+昔に女子大で数学の講義を聴いた話 - hiroyukikojima’s blog

    今や、フェルマー予想も、ポアンカレ予想も解決してしまった。そして「フェルマーの最終定理」、「ポアンカレの定理」という座に落ち着いた。(証明者に冠するなら、ワイルズ・テイラーの定理、ペレルマンの定理と呼ばれるべきかもしれないが)。残された著名な予想は、リーマン予想となった。これもぼくが生きている間に解決してしまうのだろうか。そうあって欲しい、とわくわくする。 フェルマー予想は、ぼくが数学の秘境に迷いこむことになった憧れの定理である。中学生のときに、コンスタンス・レイド『ゼロから無限へ』 ゼロから無限へ―数論の世界を訪ねて (ブルーバックス) 作者: コンスタンス・レイド,芹沢正三出版社/メーカー: 講談社発売日: 1971/08/16メディア: 新書購入: 32人 クリック: 537回この商品を含むブログ (16件) を見るとか、イタール『整数論』(文庫クセジュ)とかを読んで、そりゃあもう、

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    molvisp 2008/04/07
  • 隠れて物理を勉強する - hiroyukikojima’s blog

    ちょっと前から隠れて物理を勉強している。使っているは、山義隆『新・物理入門』駿台文庫、である。出版社名を見ればわかる通り、これは高校生向けの参考書である。 物理を勉強したいのは、研究上の必要と個人的な興味と両方なのだが、研究上必要な部分については、ちゃんともっと専門的なで勉強しているので、このを読んでいるのは個人的な興味のためである。そもそもは、熱力学や統計力学のことをわかりたくて、畏友の物理学者・加藤岳生にいろいろ根掘り葉掘り質問していたら、彼が「小島さんの疑問に答えられる最もいいは、山さんの参考書ではないか」といったのだ。そして、「高校生向けの参考書だけれど、普通の大学生向けの物理の教科書には書いていない根源的な問いに関する説明が試みられている名著ですよ」とも付け加えてくれた。それで買ったのだ。ぼくは、拙著『算数の発想』NHKブックスや『ゼロから学ぶ線形代数』講談社などに、

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    molvisp 2008/04/07