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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (46)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 思い切った小乗的世界観で

    わが青春。 紅顔の高校生だった頃。 生きているとはどういうことか、 努力して、何かを達成したからといって、 死んでしまえば意味がないじゃないか。 人並みに、そんなことを考えていた。 それで、ニーチェにはまった。 『悲劇の誕生』の中の、「世界は美的過程として のみ是認される」という言葉が あの頃のわがモットーとなった。 『ツァラトゥストラ』の 中にある「舞踏」(tanzen「タンツェン」)という 概念をわが守護神とした。 問うな。ただ踊れ。 自分のうちなるリズムを宇宙に向かって 開いていけ。 そのような生命哲学が 高校の時の私の気分にぴったりきた。 大学生の頃、「モーツァルト・モード」 というのを発明した。 ある晴れ上がったような気分を表す。 平明さの中に、迅速に全てがなされていく。 様々なことが生起していく。 一種のフロー状態。 思えば、あれは個人思想系列的に言えば、 ニーチェの「タンツェ

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    molvisp 2006/12/28
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 不可能なるがゆえに

    東京芸術大学の図書館で 江村哲二さんと 音楽の話をした。 西洋音楽には、対位法や和声法 など、 さまざまな音楽理論があるが、 肝心な音楽の美しさや魅力についての 理論はなかった、と江村さん。 その美しさは、神からの贈りものであると 考えられてきたと。 解き明かすことが不可能がゆえに、 強く惹きつけられる、そのミステリー。 池上高志が、授業の中で 「科学の深遠な理論は、たいていの場合 不可能性の証明である」という趣旨の ことを言っていたことに重なった。 「偶有性を作り込む」という大切な キーワードが立ち上がった。 ゲーデルの不完全性定理、 すなわち、自然数論を含むような公理系が もし無矛盾であれば、その中に証明も反証も できない命題が存在するという定理も、また、 不可能性を突きつける。 筑摩書房の伊藤笑子さんや サントリー音楽財団の佐々木さんを交えて のランチ、 白のグラスワインの銘柄をソム

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    molvisp 2006/12/19
  • http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2006/11/post_129d.html

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    molvisp 2006/11/19
  • 茂木健一郎 クオリア日記: いずれにせよ、お元気で

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    molvisp 2006/11/17
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「天才脳」の育て方

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    molvisp 2006/11/16
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「クオリア」の「クオ」のあたりが

    先日の日現象学会の会場で、 演壇のテーブルに張られている 「茂木健一郎」という文字を ぼんやり見ていたら、 ゲシュタルト崩壊が起こった。 文字が奇妙に思える だけでなく、 そもそも、なぜ、この文字列が 私という人間を指し示しているんだろうと 思った。 なんでもよかったはずじゃないか。 いつの間にか、自分という存在を この文字列を通して認識している。 その不思議さに心がふるえた。 松岡正剛さんと那須で対談して いた時、 松岡さんの前の卓上に 『クオリア入門』が置いてあった。 その「クオリア」の「クオ」のあたりが 解けていって、 この文字列がいつの間にか 私のライフワークを指し示している ことが不可思議に感じられて ならなかった。 美術解剖学の授業で、森村泰昌さんが 「私」の話をした。 「セルフ・ポートレート」 というテーマを追求してきた森村さん。 デュシャンの「レディ・メード」 がペインテ

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    molvisp 2006/11/14