東京都内の小学校の養護教諭の調査で、足の指先が地に着かない「浮き指」がある子供が8割を超え、体の重心を後部にかける子供たちが急増していることが分かった。バランスを取るために、膝を曲げ、猫背で歩く子供たちは、まるでゴリラのようにも見える。危機感を強めた学校現場では、足型の測定や姿勢体操を取り入れるなどして子供の姿勢改善に取り組んでいる。 全校朝会でふらふら「姿勢体操、始めまーす!」 3月末の東京都品川区の区立戸越小学校。午前8時25分から始まった全校朝会は、姿勢体操から始まる。 つま先で立ったり、つま先を持ち上げたり、両手を頭上に上げて立ったり…。片足立ちでバランスを取る体操では、数秒間でもがまんできず、バランスを崩したり、ケンケンを始めたり…。 その後、校長先生の話が始まると、気分が悪くなったのか、途中退場する児童も。15分間の短い朝礼の間に、保健室に運び込まれた児童は3人もいた。真っすぐ
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