「うちの子がもしいじめにあったら」と心配しない保護者の方はいないと思います。今回は「子ども同士のいじめには大人が介入するべき」「ひどいいじめからは夢を持って逃げよう」と発信されている大学教授の長野雅弘さんにお話をうかがいました。 増えている?減っている?日本のいじめの今 教室長:今回は日本の教育問題の代表的な識者でいらっしゃる長野雅弘さんにお話をうかがいにきています。長野さんは15年にわたり複数の学校で校長を務め、現在は聖徳大学児童学部で教授として教鞭を取っています。 母:長野さんは児童の「学力向上」や「生徒指導」に詳しく、いじめに関する書籍も執筆されていると聞きました。うちの子になにかあったときのために、保護者としていじめのことをよく知っておきたいと思っています。 長野さん:保護者の方にそう言っていただけるのはたのもしいですね。実は文部科学省が行っている、小学校、中学校、高校でのいじめに