経験上すでに馴染みのある方も多いと思いますが、○○明朝B、○○ゴシックLなどフォント名の最後についた1~2文字の記号は、大抵の場合「ウェイト」つまり文字の太さを表しています。ここでは、最近よく使われるW~表記との関係など、ウェイト記号についてご紹介します。 市販されている書体の中には、基本的なデザイン骨格は同一でありながら「太さ違い」の概念を持つものも多く存在します。 フォント製品では、このようなシリーズの太さ違いをフォント名末尾の記号で表す習慣があり、主に最近のOpenType製品においては国内の多数のメーカーが「W1/W2/W3…/W9」の記号を用いるようになりました。 例えば、最近になってさらに細い「W0」ウェイトまで追加されたヒラギノフォントの角ゴシック体 W0~W9 を並べると以下のようになります。