福岡市博物館で開催されている「黄金文明展;古代ブルガリアのトラキア人の紀元前5000年の黄金文明発掘!」を見に行きました。 エジプト文明よりも古い古代ブルガリア文明が発見された事は衝撃です。文字をもたないトラキア人の黄金文明は謎の文明でした。 話題の「黄金のマスク」。驚きました!暗闇のなかに浮かぶ黄金マスクの輝きは、まさに、ホメロスが叙事詩オデッセイで書いてある「黄金の甲冑に身を包み、白馬にまたがり丘の上に太陽を背にして現れたトラキアの王の姿を見て、ギリシャ人の兵達は神を見るように畏れた」、まさにそのシーンが目に浮かんで来ました。トラキア人はトロイに味方し、ギリシャ軍を率いるオデッセイァ将軍と戦いました。 彼らがギリシャ人に恐れられた理由に彼らの死生観があります。彼らは勇敢でした。死を恐れませんでした。トラキア人は赤子が誕生するとその子が経験する多くの苦難を思い、嘆き悲しむ儀式をしました。