Doctor Who is back, louder and more chaotic than before
『MarkeZine』が主催するマーケティング・イベント『MarkeZine Day』『MarkeZine Academy』『MarkeZine プレミアムセミナー』の 最新情報をはじめ、様々なイベント情報をまとめてご紹介します。 MarkeZine Day
不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 最近、Webサイトのアクセスログ解析からベキ分布の傾向を探ったり、東証1部上場企業のWebサイトを200社あまり調査したりしてみて、あらためて感じるのは、普段、僕らがいかに勝手な思い込みだったり、目に見える範囲の印象だけで物事を判断してしまっているかということです。 科学のみならず人生全般にも当てはまる教訓がふたつある。第一に、よほど注意を払わないかぎり、なじみ深い巨視的な現象から未知の微視的な現象を正しく推し量ることはできない。現実を一皮めくれば、混沌が渦巻いているのである。第二に、数量が一致しても、特殊な条件下では真理の審判の目を曇らせることがある。 これは、科学のみならず、そして人生全般のみならず、マーケティングにも当てはまる教訓ではないでしょうか? まさに「現実を一
2006年08月11日17:30 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 "Crowds"は「みんな」じゃない - 書評 - 「みんなの意見」は案外正しい 両方読んでみてはっきりわかった。 The Wisdom of Crowds James Surowiecki 「みんなの意見」は案外正しい 小高 尚子 訳 「みんな」と"Crowds"は似て非なる概念であることに。 面白いことに、"The Wisdom of Crowds"の直訳、「群衆の叡智」というのはかなりいい線をついている。ポイントは、それが「群衆」、すなわち「群れている」だけの「衆」であることだ。 これは、実は「みんな」とはだいぶ違う概念だ。「みんな」と我々が言う場合、そこに「みんなの敵」は入らない。我々が指す「みんな」は単に「群れている」だけではなく、「ある程度共通の思考や指向を持つ」ということを暗示している。すなわち、「
『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)』で言う変化とは、「こちら側」から「あちら側」にインフラを移すと、大勢の人間から余剰リソースをかき集められ、新しいサービスひいては社会の可能性が出てくるというお話です。しかし負の側面もある。 われわれは、機械の身体(頭脳)がGoogleに貰えると喜んでいたんだけれども、それは裏を返すとGoogleという巨大な機械の部品(ネジ!?)になることでもあります。もちろんGoogleだけではなく、amazonなども膨大な統計データを収拾していますね。 それに対して一つのビジョンは東浩紀の「データベース化」する社会や「環境管理型権力」の話がありますが、もう一つは『「資本」論―取引する身体/取引される身体 (ちくま新書)』の人的資本の話があります。今日は後者をとりあげます。ちなみに、どちらも通奏低音として「身体」というモチーフがあります。 社会
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