米メディア業界の労働需要は悪くなる一方だ。Ad Ageによると,メディア業界の就業者数は過去15年間で最低となり,2007年末に88万6900人へと落ち込んだ。片や広告/マーケティング業界の昨年末就業者数は過去最高に達した。 昨年は,両業界の明暗がくっきりと現れた。2007年末の就業状況を1年前(2006年末)と比べてみると,米メディア業界では就業者数が1万4100人も減っている。逆にマーケティング業界で働く人はこの1年間で2万1900人も増えた。 この1年間の就業者数の増減を,両業界の業種別に示した表を以下に示す(Ad Age DataCenter調査)。 (ソース:Ad Age DataCenter, Bureau of Labor Statistics) メディア業界では,やっぱり新聞の凋落が悲惨だ。年間で1万6900人も新聞業界で働く人が減っている。今年に入っても,レイオフの嵐が吹