広告のようで広告でない、実験アート「勝手に広告」の世界 [ 広告 ][ 勝手に広告 ][ 中村至男 ][ 佐藤雅彦 ][ ホンマタカシ ][ アート ][ relax ][ マガジンハウス ][ ユナイテッドアローズ ] 「企画書」では伝えられない表現がある――「勝手に広告」をつくっていくなかで、アイディアの「出発点」は様々だということでしたが、つくってみて、出来上がった作品が予想と異なることはなかったんでしょうか。 「予想と異なる」というよりも、つくってみないとわからないものはたくさんありました。たとえば、「鉛筆の森」のように、フォトグラファーの手によって初めて完成するという作品です。 これは、商品の鉛筆をつかった「鉛筆の森」という独特の世界観をつくりだしたもの。でも、この世界はアイディア段階では、イメージはあっても、まだまだ具体的ではない。 鉛筆を実際に1本1本並べて森をつくること