我が国の高速道路(有料)の約3割を占める暫定二車線区間については、その大部分が上下線をラバーポールで区分する構造となっていますが、反対車線への飛び出し事故が発生するなど安全性の課題が指摘されています。この暫定二車線区間では、平成27年には、334件※の反対車線への飛び出し事故が発生し、死亡事故の発生確率が四車線区間の約2倍となっています。 これまで、機動的な四車線化や付加車線の設置検証を進めているところですが、命を守る緊急性に鑑み、緊急対策として、ラバーポールに代えてワイヤロープを設置することによる安全対策の検証を行うこととしましたので、お知らせします。 ※高規格幹線道路の件数(高速道路会社、地方道路公社調べ) <新たな取り組みのポイント> ○ 既存幅員内でのワイヤロープ設置の適用性を検証 ~全国の暫定二車線区間約1,000km(土工区間)のうち、 約100kmを来春から設置検証~ ○ 検