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2007年12月8日のブックマーク (3件)

  • 心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2

    自分の中で心の哲学ブームが到来したので、とりあえず入門書二冊*1と、最近出たを一冊。 実は今まで、同じジャンルは入門書を一冊読むとそれで満足していたことが多くて、同ジャンルのを一度に何冊も読むのは自分としては珍しい。けど、ちゃんと勉強したいならさらにもっと読まないとダメなんだろうなあ。 大まかに感想 心の哲学はかなり面白いと思うのだが、その大部分が実際には偽の問題を巡ってぐるぐる回っていただけなのではないか、という感想もぬぐえない。とはいえ、それは結果論ともいえる。結果的には、その論争は無駄だったのではないか、というものがあるが、その無駄さが分かるためにはその論争が必要だったのかもしれないともいえる。 しかし、心の哲学の全てが無駄だとは決して思わない。 やはり重要なものや、今後も論じられるべき問題が残っているように思う。 とりあえず、1つの到達点としてはデネットなのかな、と思う。デネッ

    心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2
  • 全体主義的社会は他者不在の社会である - 萌え理論ブログ

    モジュール化 「うわべだけ規則に従って、規則違反はコッソリやるべし」という規律は、「健全な社会」にとって極めて重要である。(炎上と、<他者>のメンツを立てること) - 草日記 黙認と容認の間には致命的な差異がある。この差異はくだらないといえばくだらないものなのだが、しかし社会はこれを簡単には放棄することができない。<他者>に隠れて行為しうること、これはどうしても重要なことだ。 あるいは、コッソリ隠れていようがどうしようが、規則を完璧に一律に徹底したほうが社会は「健全」だろうか。それこそ、法治国家のあるべき姿なのではないか。恣意的な運用を一切排した、ルールに基づく支配。それはおそらく非人間的な状況であろうが、別に非人間的で不味いこともないかもしれない。 なぜ、私的領域を塗り潰して公的領域を全面化してはいけないのだろうか。比喩としてプログラミング言語における変数を考えよう。変数には、「パブリッ

    全体主義的社会は他者不在の社会である - 萌え理論ブログ
    mon-sun
    mon-sun 2007/12/08
    全体主義化するのなら反対するのは簡単なのでは?環境管理型権力というかセキュリティ化は簡単に国家/個人の対立という図式にならないから反対するのが難しい。例えば商店街に防犯カメラを付けてるのは只の一国民
  • 一人の作家が一生に一度しか書けない渾身のダークメルヘン - 沙藤一樹『X雨』 :: 魔王14歳の幸福な電波

    おとなり言及 見下げ果てた日々の企て コズミックサーフィン 水川書房 地吹雪日記 再々読。私が長編小説を再読するなんて、数年ぶりかもしれません。「持たざる者」になってしまった子供たちの逃れがたい業を描いた暗黒童話、ダークメルヘンとでも言いましょうか。 私が一冊だけ人に小説を薦める権利を得たなら、迷わずこの作品を選びます。どのくらい凄いかと言うと、普段はやらないおとなりページへのリンクまで貼って「読め、読め」オーラを出すくらいに凄いのです。明らかに売れてなさそうな上に既に七年前の作品なので、入手は困難ですけれど……。 一人の作家が、その全存在を一冊のに叩き込んだという感じ。確実にLPを5は消費してそうな凄絶な作品なのです。もちろん極限効果つき。実際この作品が出てからというもの、沙藤さんは以前にも増してめっきり寡作になりました。*1 毒の強さ、胸残りの悪さという点で、方向性は違いますがその強

    一人の作家が一生に一度しか書けない渾身のダークメルヘン - 沙藤一樹『X雨』 :: 魔王14歳の幸福な電波
    mon-sun
    mon-sun 2007/12/08