最近はやけにマンガについて考えている。正確には、水上悟志について考えている。僕は去年の暮れ、もしくは今年の頭に「2008年に重要なマンガ家は福満しげゆきと水上悟志だ」とこのブログに書いたと思う。もちろんその気持ちは今でも変わらない。しかし、そのころ僕は、同時に水上悟志「惑星のさみだれ」についてはまだ言葉にできないでいる、と書いたと思う。だが、どうやら最近、僕の頭の中でこのマンガについてずいぶんまとまってきたのだ。だからそろそろこのブログにも書くことができるかもしれないのだが、しかしちょっと5巻まで読み直すヒマがなくて書けないでいる。 仕方ないのでまず今日は、「惑星のさみだれ」を語る前段として必ずあるべき水上悟志のそれまでのすべての作品、とりわけ「サイコスタッフ」のことを書こうと思う。 マンガの話なので、ちょっと告知をさせてください。来る8月22日に、東京・中野ブロードウェイにある講談社BO