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  • 「飼育」大江健三郎(夢は枯野をー11) : 同伴者の本棚

    第38回と第39回の芥川賞は、大江健三郎騒動であったとみてもよいであろう断然、大江支持の姿勢をつらぬいた舟橋聖一の興奮は、第39回の選評にもあらわれている。 「前回に落ちた大江の『死者の奢り』に対する反対委員の鑑賞には、僕は依然として、疑問をもつ」 何と、舟橋はこの文につづけて、前回(第38回)の大江擁護の自分の反駁文までを、再掲しているのである。執念は執拗である。気息も荒い。 「半年の間に示した大江の仕事がこれを証明した」 「これ」というのは、大江健三郎がいかに芥川賞にふさわしい実力を兼ね備えていたかということと、舟橋自身の見識が間違っていなかったことを指している(宇野浩二、佐藤春夫、滝井孝作、川端康成と銓衡委員に先輩作家が居並ぶなかで、舟橋のように自説を曲げずに物申すことができる、この自由闊達な文学の世界は好ましい)。 第39回 大江健三郎「飼育」 昭和33(1958)年 芥川賞の隆盛

    「飼育」大江健三郎(夢は枯野をー11) : 同伴者の本棚
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    mon00 2013/09/12
    「飼育」大江健三郎 夢は枯野をー11 : 同伴者の本棚
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