2019年11月、キハ85系(中央)の先頭車などの向きを変えるために使われていた、JR東海名古屋車両区の転車台(手前)=名古屋市中村区で アニメ「きかんしゃトーマス」で見たことがある人もいるかもしれない。蒸気機関車(SL)の向きを変えるために設けられた「転車台(ターンテーブル)」。両側に運転台がある機関車が普及し、各地から撤去されたが、JR東海の名古屋車両区(中村区)では、88年にもわたり残されてきた。その姿が今、失われつつある。 9月中旬、別件の取材で本社ヘリ「まなづる」に搭乗。名古屋車両区の上空を飛行中、転車台前後の線路がはがされ、くぼみの半分がコンクリートで埋められているのを確認した。筆者は普段は写真取材を担当するカメラマンだが、大の鉄道ファンでもあり、いても立ってもいられず記事を書こうと、JR東海などへの取材を進めた。...
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