★発売日なので『乱と灰色の世界』の3巻を、もちろんすかさず買いに行き、本屋さんが、売れてる本の新刊ではいつもそうするように私がレジへ持っていった本のシュリンクを切らずにレジカウンターの中の棚からシュリンクしてない本をハイと出してくるのを満足げに眺めながら購入してきたのだが、3巻は、やばい。やばすぎる。いろいろと刺激が強すぎる……。今回は、電車で読めないよ! 入江亜季や森薫、と一緒にしてしまうのも違うんだけど、このひとたちのマンガには、視覚的に圧倒的な快楽があって、ちょっとすさまじいのはみんな知ってると思うけど、森薫の絵が、マンガが、布地の模様のひとつひとつにまで描く快楽、見せる快楽、見る快楽で満ちあふれているように、入江亜季の絵もまたひとコマも余さず快楽的な絵で満たされていて、両者ともに、全身で絵に欲情してるようでもあり、でもきっちり職人的な抑制が効いていて、それはまったく読みづらくはなら