桶田 敦 テレビユー福島 報道制作局専門局長 防災士・CeMI環境防災総合政策研究機構特任研究員 「調査情報」2017年11・12月号 no.539より 福島第一原発事故の発生から6年余り。放射線被曝と住民の健康に関する調査・研究で、放射線被曝と住民の健康に関する調・研究で、発がんリスクは放射線被曝より糖尿病など長年の避難生活による生活習慣病の方が数十倍高いことや、胎児への影響は見られないことなどが判明している。 しかし、それらの事実は地域メディアが発しても、全国メディアを通じて全国に伝わることはほとんどない。なぜこれほど大きな差異が生じてしまったのか。双方の事情に精通する筆者が検証する。 第一原発沖6キロの海に潜る(2016年) 全国に伝わらないこと最近、福島県内で話題になった論文(ⅰ)がある。相馬中央病院の坪倉正治医師らによる、原発事故に関する健康影響についてのものだ。 放射線被曝、糖
大阪大学大学院医学系研究科・木村文隆准教授らの研究グループは、大脳皮質の神経回路形成に複数のメカニズムが関与することを解明した。同時に大麻の有効成分カンナビノイドに類似した物質が不要なシナプスを整理すること、大麻の摂取により本来必要なシナプスまで刈り込まれ、神経回路が破壊されることを世界で初めて発見。米国科学誌「Journal of Neuroscience」に発表した。 同研究グループは、大脳皮質の他の部位では、シナプス前後の細胞の発火順序によりシナプスの強度が決定される「STDP」と呼ばれるルールがあること、回路形成中のある段階でこのルールが突然変化することを発見していた。そのため今回、視床と大脳皮質のシナプスでも同じようにルールが変わる可能性に着目し、検討を行った。 その結果、視床―皮質の投射ができる際に、最初にシナプス前後の活動によりシナプスが強化され、広い範囲に投射が伸びてから、
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