京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」の第1スタジオから出火し、従業員ら男女33人が死亡、35人が重軽傷を負った放火殺人事件で、京都府警捜査本部(伏見署)は19日午後5時、記者会見を開き、現場にガソリンをまいた男の氏名を、職業不詳、青葉真司容疑者(41)と発表した。男はガソリンを入手して現場に赴き、正面玄関から一階に簡易ライターと思われるもので火を付け、徒歩で逃走したと説明。動機は捜査中で差し控えるとした。全身熱傷で意識はなく、重篤な状態という。 【動画】発生直後、猛煙上げる京都アニメ火災現場 京都府警は放火殺人と断定し、府警察学校(京都市伏見区)に同日、100人体勢の捜査本部を設置している。 捜査本部は「身柄を確保したが、治療を優先した。事案の重大性に鑑み、氏名の公表に踏み切った」と説明。逮捕状は取っていないとした。 また、「京都アニメーションへの脅迫事案は承知している。昨年