歌舞伎揚げは敢えて少し物足りない味にしてある。そうする事でもう少し、もう少しだけといつまでも次の手が伸びる。 っていうのを昔テレビで観て、それを今でも妙によく覚えてる。 古典で飽くが満足の意である事を知った時はへぇ〜と思った。 今はもう飽きる事と満足する事の違いが分からなくなってきた。 欲を満たすのは人生たった一つの目的であり楽しみだけれど、それに振り回されるのも疲れる。その気分の波を乗りこなすのが人生を楽しむコツなのだろうけど、おれは自制心が超弱いので振り回されてばかりだ。 例えば一度アレを食いたいな、と思ったら四六時中その事ばかりに頭を支配される。 ガキの頃は今に輪をかけてそうだった。 トーマスのチューイングキャンディが好きだったけれど、一本じゃ満足出来ない。しかし聞き分けのないガキに徹する事も出来ないからねだれない。食べる度に満足よりもむしろフラストレーションの方が募る。 欲の苦しみ
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