東日本大震災の影響による電力不足を受け、群馬県内の企業や役所で、例年の6月の衣替えから前倒ししてクールビズを実施する動きが広がっている。 冷房節電の浸透を見込んだユニークな商品も発売され、商機と見る向きもあるようだ。 アイオー信用金庫(伊勢崎市)では、連休明けの9日から全21店舗でクールビズを開始。男性職員はネクタイを、女性職員はリボンを外し、それぞれシャツの第一ボタンを外して業務にあたっている。期間も昨年より1か月延長し、10月中まで行う。 昨年までは冷房の気温を高めに設定するだけだったが、今年は通路の照明を落とすなど徹底して節電に取り組み、本店など一部事業所の3、4月の電力消費量は前年同期比で15%減を達成したという。本店営業部の広沢晃さん(37)は白のボタンダウンシャツをさわやかに着こなし、「仕事もはかどります」とパソコンに向かっていた。 伊勢崎市役所でも今月2日から前倒しで行ってい