胆振東部地震で停止した苫東厚真発電所の耐震基準が「震度5」程度だったことがわかりました。 苫東厚真発電所は、胆振の厚真町の海岸そばにあり、今回の地震でボイラーなどが破損し3基とも停止しています。 厚真町は最大震度7の揺れに見舞われましたが、北電によりますと苫東厚真発電所の耐震基準は3基とも「震度5」程度でした。 このうち、4号機は日本電気協会の耐震設計規定に基づいて設計されていますが、1、2号機については建設当時、規定がなかったためメーカーの自主基準に基づいているということです。 北電は、これらの基準について2011年の東日本大震災の後も国の委員会で「見直す必要がない」とされていたと説明しています。