アメリカ、マサチューセッツ州イーストボストン地区で開かれる予定の裁判で、奇妙なことが起こっている。なんとペットの猫に対して陪審員としての出廷要請が出されているのだ。 陪審員として選ばれてしまったのは、ガイ・エスポージトさんの飼い猫、サル・エスポージトちゃん。もちろん正真正銘の猫であり、夜中に人間に化けて出るなんてこともない。 一体全体どうしてこうなったのだろうか? ガイさんの妻であるアンナさんは、そう言えば……と、こんな話を切り出した。 「昔、国勢調査のときにペットの名前を書く欄があったんです。サルはもちろん私たちの家族ですから、犬という項目を取り消して猫にしてから“サル・エスポージト”って書いて提出しました。でも、まさか、そんな……」 連絡を受けたアンナさんは、裁判所に対して「サルが猫である」という理由から陪審員の資格剥奪を申請しましたが、裁判所はこれを却下。「とにかくサルを出廷させるよ