お笑いタレントの家族の「不正受給疑惑」をきっかけに強まった「生活保護たたき」。ネットから広がった「ナマポ」というスラングからわかるように、世間からは、生活保護受給者に対して冷たい視線が注がれているようだ。そのような中、兵庫県小野市議会で、一風変わった条例が3月27日、可決・成立した。 小野市議会のホームページなどによると、この条例は、受給者がパチンコなどギャンブルで生活保護費を浪費することをはっきりと「禁止」している。さらには、ギャンブルをしている受給者を見つけたら、「通報」することを市民の責務と定めている。ただし、罰則があるわけではない。条例は今年4月1日から施行される。 たしかに、税金から捻出されている生活保護費をギャンブルに使われるとあっては、納税者の心理としても複雑なところがあるだろう。一方で、生活保護費に何を使うかは「個人の自由」という意見もある。そのような観点からは、「個人の尊
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