千葉県の森田健作知事が自民党に所属しながら「無所属」で知事選の選挙活動をしたことは公職選挙法違反(虚偽事項の公表)に当たるとして市民から刑事告発された問題で、森田知事は16日、就任後初の定例記者会見で「適切に法にのっとって戦った。刑事罰に相当することは一切ない」との考えを示した。 「完全無所属」をうたいながら自民党支部長を務めていたことには「政党の支援も推薦も受けずに戦った。誤解して投票した人がいるとしたら残念」との考えを示した。
次の衆院選に立候補しない意向を示した宮崎県の東国原英夫知事のもとに7日、道路整備促進を求める団体関係者が訪れ、国政転身を求めた。知事は「県民の声として真摯(しんし)に受け止めたい」と応じたが、直後の定例会見では改めて「今のところ考えておりません」と述べた。 陳情したのは、道づくりを考える宮崎中央女性の会(会長・坂佳代子前副知事)。会員10人が「県民は今後の道路整備に不安がある。宮崎のため、国政でもガンガン主張してほしい」と求めた。会には自民党関係者らも加わっているという。 知事は会見で、県民の多くが国政転身に反対する現状を挙げたうえで「そうでない意見も数多くある。私にも寄せられている」と強調した。知事は6日午前、「解散されても公示になっても(立候補することは)『今のところありません』と、ずっと言う」と報道陣に表明。午後には「不出馬宣言ではない」と述べ、国政への未練を見せている。
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