フリー/オープンソースソフトウェア(FOSS:Free and Open Source Software)が発展途上国の技術インフラの構築と存続の危うい言語の保護に役立っていることは、多くの人が知っている。スクリーンリーダ Orca によって、FOSSは障害者のコンピュータおよびインターネット利用という新たな領域での取り組みも進めている。Orcaプロジェクトは、先行のプロプライエタリなアクセシビリティ・ツール群に急速に追いつきつつあり、低コストな代替ツールとしてすでに広い範囲で採用されている。 Sunの社員でOrcaプロジェクトの調整役を務めているWillie Walker氏は、プロジェクトが発足してからの3年間、障害者の参加という方針を意図的に取ってきた、と説明する。「現在出回っている多くの商用アプリケーションを開発しているのは、どちらかというと、必要な機能を障害者に押しつけようとする健
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