【潜望鏡】現代の若者バッシングに「No」 『「若者論」を疑え!』を出版 後藤和智さんインタビュー (1/3ページ) 無気力、キレやすい、学力低下−。現代の若者を論じる上で欠かせないキーワードとされている。若者は劣化している、ということが共通理解になっている現状に、「ノー」を突きつける『「若者論」を疑え!』(宝島新書)が出版された。著者は東北大大学院生の後藤和智さん(23)。公的なデータを駆使し、論理的に現代の「若者論」の問題点を指摘している。 ■少年犯罪急増の矛盾 第1章では、「少年犯罪急増」というテーマを取り上げている。少年犯罪は凶悪化、低年齢化している、とされているが、これを法務省の「犯罪白書」をもとに検証。凶悪犯罪(殺人、強盗、強姦、放火)の件数は1960年ごろをピークに、大幅に減少していて、少年犯罪急増には根拠がないことを指摘している。 1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件(
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