Windows Server 2012 R2には、DHCPのフェイルオーバー機能が搭載されている。これにより、DHCPサーバーの柔軟な冗長構成が可能だ。 連載目次 「DHCPのフェイルオーバー」で柔軟な冗長構成を Windows Server 2008 R2以前は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)の冗長構成を考慮した設計を行う場合、DHCPサーバーをフェイルオーバークラスター構成にするか、複数台のDHCPサーバーを用意して同じスコープ範囲をそれぞれ設定し、除外範囲の設定で重複するアドレスを取り除くことで構成していた。 前バージョンのWindows Server 2012からは「DHCPのフェイルオーバー」機能が搭載されたことにより、柔軟な冗長構成が可能になった。DHCPのフェイルオーバー機能には「ホットスタンバイモード」と「負荷分散モード」
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