ここに書くことは僕が2013年にレビューサンタフェがきっかけで気が付いた現代アートに対する個人的な考え方です。これからこの話は機会を作って色んなところで話していき、現代アートとは何かを皆で考えていくきっかけを作っていきたいと思っています。 ある女性にレビューを受けた時に、僕の写真に対し「ノーモアノスタルジー」と強く否定を受けた。彼女は「現代アート」を専門とするディレクターだった。 それが彼女の個人的な趣味趣向から来ているのではないということは理解できた。なぜなら現代アートではノスタルジーを含んだ写真以外にも、ファインアートですら否定される傾向にあるというのは体験として知っていたからだ。 しかしなぜ「ノーモアノスタルジー」なのかはいまひとつ理解できていなかった。それは会期中ずっと頭から離れなかった。 レビューサンタフェにはアメリカを中心に世界中から「すでに完成された写真家」100人を審査を通