![Amazon.co.jp: 実践する政治哲学: 宇野重規 (著), 井上彰 (著), 桑田学 (著), 山田陽 (著), 山崎望 (著), 児玉聡 (著), 高田宏史 (著), 遠藤知子 (著), 松元雅和 (著), 上原賢司 (著), 五野井郁夫 (著), 宇野重規 (編集), 井上彰 (編集), 山崎望 (編集): 本](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d8a70df75141d23b017dee3a88185b6d4a6f8e11/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41XH5qGNT4L._SL500_.jpg)
アメリカの歴史の中で最も偉大な大統領は誰か。二〇〇一年二月のギャラップ世論調査では、ケネディやリンカーンを僅差で抑えてレーガンが「史上最も偉大な大統領」に選ばれている。 レーガンほど評価が分かれる大統領も珍しい。著者である村田晃嗣教授が語るには、一方で共和党右派やネオコンからは「崇拝の対象」となり「神格化」が進むレーガンは、他方で「知性に欠ける元B級映画俳優と軽蔑され、危険なタカ派」としてこれまで執拗(しつよう)な批判にさらされた。レーガンを語ることは現代のアメリカを語ることである。レーガンをめぐる評価の分裂は現在のアメリカ社会のイデオロギー的分裂を示しているのかもしれない。 そのような中で、著者のレーガンに対する評価は実にバランスがとれており、信頼できる。謎の多い矛盾に充(み)ちたレーガンについて、著者は「アメリカのスフィンクス」と呼び、その光と影の両面を適切に描こうとする。「レーガンの
2011/1/2810:38 ロシア空港テロ事件〜その背後にあるもの 廣瀬陽子 2011年1月24日午後4時半(日本時間同10時半)過ぎ、ロシアの首都モスクワ近郊のロシア最大規模の国際空港(日本航空を含む外国の航空会社36社、ロシアの29社、ロシアを除く独立国家共同体(CIS)の12社の計77社が乗り入れている)であるドモジェドボ空港で爆発が起き、35人が死亡(うち、少なくとも7人が外国人とされる)、約180人が負傷した。 ◇空港管理体制の甘さ◇ テロが起きたドモジェドボ空港は、筆者にとっては強い印象をもつ空港だ。数年前の出張の際に同空港で搭乗しようとした際に、警報が激しく鳴り、拘束された経験があるからだ。搭乗するはずだったフライトには乗れなくなり、預けていたトランクも回収され、文字通り厳しい身体検査と尋問を受けたが、警報の原因は、その2週間ほど前に受けていたアイソトープの検査だったことが
「アナーキー」の概念には、その語義・用法からして、おおよそ3つの意味が見出せる。第一の意味は、(1)無秩序である。これは秩序が失われた状態として否定的に言及される一般的用法のほか、特にヒエラルキーと呼ばれるような階統的な秩序の反対概念として、もっぱら記述・分析に用いられることがある。例えば、統一的な政府機構を持たない国際社会を指してアナーキーと言う場合が、これに当たる。したがって、記述・分析概念として用いられる場合のアナーキーは、無‐秩序なる否定的現象ではなく、一定の均衡状態≒秩序の現象形態を階統的/非階統的の軸上で分類する際の、一方の極を占める術語である。 第二の意味は、(2)無権力ないし無支配である。「an+archy」の由来からすると、もっとも原義に近いのはこの意味である。権力や支配の不在を指す、こうしたアナーキー概念に基づくなら、アナーキズムは無権力主義・無支配主義を意味することに
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