Twitterで江東脩平さんに教えていただきました。ありがとうございます。この稲増氏の論説は、AKB48ブームやK-POPブームを背景にした最近のアイドル研究書の流れを展望したものです。僕の『AKB48の経済学』も紹介していただいています。稲増氏は1989年に『アイドル工学』を出版されてこのアイドル研究分野の先駆けでしたが、90年代のアイドル冬の時代をうけてその後に後続の研究がなかった状況を冒頭で書かれています。実際に僕も自分の本を書くときには先行する本が皆無に近く手探りですすむしかありませんでした。 それが先のグループアイドルのブレイクをうけて一挙に増えました。稲増氏が紹介し分析しているのは、太田省一氏『アイドル進化論』、僕の『AKB48の経済学』、朴倧玄氏『KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」』、宮本直美『宝塚ファンの社会学』です。これは私見ですが、拙著が今回のアイドル研究書ブーム(
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