町山智弘氏・宇多丸氏に出会い、多少なりとも映画の見方が分かる様になったのは20代半ばの頃。 それまで、私の映画チョイスは酷いものだった。 特に10代の頃は、映画批評サイトも発展途上で、参考に出来るのがCM・ポスターのみだった為、それはもう惨憺たる結果だった。 しかも、いちいち友人を道連れにしているからタチが悪い。 高一の夏、友人を『バトル・ロワイヤルⅡ 鎮魂歌』に誘い出す。 Ⅰの時はR-15の壁に阻まれた、今こそ劇場で堂々とバトル・ロワイヤルを観ようと。 あらすじ 無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称"BR法"。その極限状況を生き延びた七原秋也は数年後、反BR法のテロ集団"ワイルド・セブン"を組織し首都を爆破、すべての大人たちに宣戦布告する。一方大人たちは通称"BRII"と呼ばれる新法を制定、孤島に立てこもる七原たちに、札付きの不良ばかりが集まる1