一昨年だったか、NASAのラングレー研究所でコンピュータ(計算手)として働いていた女性たちが、「マーキュリー計画」に多大な貢献をなしえた映画「ドリーム」を見ましたが、こちらはそのカリフォルニア版。UCLAの学生同好会からスタートし、やがてNASAの一部となるJPL(ジェット推進研究所)で活躍した女性たちに焦点を当てたドキュメンタリー。対象となる機関も、宇宙探査の黎明期から現在に至るまでの長期に渡っています。 同級生たちに誘われて軌道計算を担当したバービー・キャンライト。初期メンバーのひとりで長くコンピュータ部門を率いたメイシー・ロバーツ。彼女の次に部門を率いたバーバラ・ルイス。デジタル・コンピューターのコマンドに引き継がれるプログラミング概念を紙と鉛筆で編み出したスーザン・グリーン。はじめての黒人数学者となったジャネス・ローン。仕事をしながら学位を取得した中国系のヘレン・リー。このあたりま