障害物を検知してブレーキ制御を行い、事故を防いでくれる自動ブレーキ。 ですが、その機能を過信しすぎてはいないでしょうか。自動ブレーキはいつでもあなたを守ってくれるとは限りません。自動ブレーキが働くのはどのような条件のときなのか、自動ブレーキとどのように付き合うべきかを解説します。 自動ブレーキが貢献し、交通事故は5年で2割減少 交通事故の件数は年を追って減り続けています。2012年には60万件を超えていましたが、2017年には47万件と5年間で2割減少しました。 一方で、自動ブレーキの新車搭載率は上昇を続けています。12年は新車のうち4.3%にしか自動ブレーキが搭載されていませんでしたが、16年には66.2%にまでアップしました。 自動ブレーキは、2つの段階で事故を防ぐ安全装置です。まず、先行車や歩行者など自動車の周囲の障害物を検知して、追突や衝突の恐れがある場合に、音や警告灯でドライバー