厚生労働省「要介護認定はどのように行われるか」 3.要介護3と認定された際に留意すべき点は? 要介護3と認定された際に留意すべきことは、大きく分けて2つあります。1つは、家族が介護している場合に、その負担を軽減できるよう配慮することです。 特に、要介護3は要介護1・2に比べて家族の介護負担が高まりやすい傾向にあります。同居の主な介護者が「ほとんど終日」介護している状況を確認してみると、要介護3では要介護2の2倍近い31.9%が該当しました。介護負担が高まれば、本人だけでなく家族の疲れや不安も高まり、共倒れするおそれがあるため、負担軽減を図ることが不可欠でしょう。 2つ目の留意点として、家族だけで抱え込まず、適切なサービスを活用していくことが挙げられます。これは共倒れの状況を避けるための手段でもあり、その際は介護支援専門員(ケアマネジャー)、社会福祉士などの専門家と連携することが必須です。