ここ数年、日系IT企業によるオランダ・アムステルダムへの進出が相次いでいる。欧州のハブ都市と位置付けられているほか、英国のEU離脱問題「ブレグジット」の影響でロンドンのビジネス環境に不安が広がる中で、アムステルダムの優位性が高まっていることが背景にある。最近オランダに拠点を設けたヌーラボ、WHILL、TAMの日系3社に、これまでの海外展開の推移やオランダでの事業展開について話を聞いた。 左から、WHILL Europe B.V. 社長の香田章吾氏、TAMアムステルダム代表の飯島章嘉氏、ヌーラボ 代表取締役の橋本正徳氏はビデオ通話で参加した ヌーラボでは、「チームで働くすべての人に」をコンセプトに、チームのコラボレーションを促進し、仕事が楽しくなるようなサービスを開発。ブラウザ上で作図するためのソフトウェア「Cacoo」、チャットツールの「Typetalk」、プロジェクト管理ツールの「Bac