サイバー犯罪者を組織化するハッカー集団は、高スキルなエンジニアたちを高給で呼び寄せている。提示される報酬はアップルやグーグル、マイクロソフトにも匹敵する。犯罪者集団は金に糸目をつけず、人材獲得戦線に乗り出しているのだ。 セキュリティ企業Digital Shadowが公開したレポートで、ダークウェブで人材募集を行う犯罪者集団の報酬の提示額が明らかになった。彼らが提示する年間の報酬は100万ドル(約1.1億円)以上となっている。 ただし、採用にあたってはまず確かな能力を持つことを証明することが前提だ。初年度に彼らは90日間の試験プログラムをこなし、その間の報酬は約8100ドル程度とされている。そのプロセスを通過すれば報酬は1カ月あたり8万1009ドルに跳ね上がる。2年ほど継続して任務にあたれば月額の給与は11万ドル付近にまで上昇するという。 つまり、ハッカーの任務をこなして得られる年間給与は、