QNAP SystemsのNAS製品向けに提供されているファイル共有やバックアップツールに深刻な脆弱性が明らかとなった。 2件の脆弱性「CVE-2024-50387」「CVE-2024-50388」について、10月29日、30日にアドバイザリを公表したもの。いずれもバグバウンティコンテスト「Pwn2Own 2024」で報告を受けたという。 「CVE-2024-50387」は、ファイルやプリンタの共有に用いられる「SMB Service」に明らかとなった脆弱性で、同社は「同4.15.002」および「同h4.15.002」にて修正した。 またバックアップ機能を提供するアプリ「HBS 3 Hybrid Backup Sync」に「CVE-2024-50388」が判明。「同25.1.1.673」以降で解消されている。 いずれもアドバイザリで脆弱性の具体的な影響について言及していないが、重要度を4段
シャープ、東芝テックが提供する複合機(MFP)に複数の脆弱性が明らかとなった。両社あわせて対象モデルは146モデルにのぼるが、約半数についてはサポートが終了しており、ファームウェアの提供はないという。 認証をバイパスされる脆弱性「CVE-2024-47406」や、管理者以外も「設定登録API」を実行できる「CVE-2024-47005」のほか、「CVE-2024-42420」「CVE-2024-43424」「CVE-2024-45829」「CVE-2024-45842」「CVE-2024-47549」「CVE-2024-47801」「CVE-2024-48870」の脆弱性9件が判明した。 共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、今回判明した脆弱性においてもっとも高い「CVE-2024-47406」が「9.1」とされており、「CVE-2024-47005」が「8.1
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