Mozilla Foundationは、暗号化通信や署名検証などの機能を提供するオープンソースのライブラリ「Network Security Services(NSS)」に深刻な脆弱性が見つかったことを明らかにした。同ライブラリを利用する製品において影響を受けるおそれがある。 「DER」でエンコードされた「DSA」または「RSA-PSS」による署名を処理した際、データ長を正しく検証せず、ヒープオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2021-43527」が明らかとなったもの。重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。 「Cryptographic Message Syntax(CMS)」「S/MIME」「PKCS#7」「PKCS#12」においてエンコードされた署名の処理に同ライブラリを用いている場合、脆弱性の影響を受ける。また「TLS}「X.