「日本のビデオゲームってダメ」あるいは「欧米のビデオゲームってダメ」という話は、今に始まったことではなく、太古の昔から(日本では遊撃手があったころから?)よく聞かれる議題ですね。 作品の性質も、オーディエンスが求めるものも違いすぎて、りんごとオレンジを比較しているようなものです。国内でも、諸外国でも、こういう議 論をしているオープンなフォーラムを見てみますと、大体「俺は日本のゲームはカスだと思う」「いや、欧米のゲームこそクズだよ」という水掛 け論に終始しているように思えてなりません。しかし、一体何がどう違ってこうなるのでしょう ? よくよく見てみると、やり玉にあがる作品の多くは、チェス・数独やソリティアのようなアブストラクトなゲームではなく、スーパーマリオやシムシティ、アングリーバードやテトリスのようなゲームでもなく、キャラクター性やストーリー性の強いゲームであることに気付かされます。