大手企業の採用面接が解禁となり1か月です。売手市場で、すでに8割の学生が内定を得ているともいわれますが、今の就職活動のスタイルになじめないと感じる人たちもいると思います。しかし、企業の中には、個性ある人材を求めて、ちょっと変わった面接を行うところも出ています。 集まったのは、通常の就職活動になかなかなじめないという学生たち。 その名も「就活アウトロー採用」です。 服装はみなふだん着のまま。一般的な就活と異なり、学生たちは大学名、面接官は企業名を伏せたまま、面接します。 両者が肩書にとらわれず、本音で語り合うための工夫です。 リラックスした雰囲気の中、通常の面接ではあまり扱うことのない哲学的なテーマを話し合います。 「人生の価値」や「うそをつくこと」などについて語り合う中で、個々の人間性や価値観がおのずとにじみ出てきます。 6年前に、この面接会を始めたNPOによりますと、参加者は年々増えて、